| 研究課題/領域番号 |
03302006
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
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研究代表者 |
青本 和彦 名古屋大学, 理学部, 教授 (00011495)
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| 研究分担者 |
向井 茂 名古屋大学, 理学部, 教授 (80115641)
森田 茂之 東京工業大学, 理学部, 教授 (70011674)
砂田 利一 東京大学, 理学部, 教授 (20022741)
柏原 正樹 京都大学, 数理解析研究所, 教授 (60027381)
伊原 康隆 京都大学, 数理解析研究所, 教授 (70011484)
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| キーワード | 基礎数理 / 無限解析 / 特殊微分方程式 / 散乱理論 |
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| 研究概要 |
本研究は、これまでの基礎数理に関する研究計画及び成果を受け継ぎ、より一層の発展を促することを目的としている。平成3年度は、国際的視野にたった基礎数理の研究の推進に力を入れ、数学の既成諸分野の再編が進行していることを踏まえていくつかの重点プロジェクトを選び、その活動を支援した。そして基礎数理の諸分野が交流し,独創的研究分野を開拓する環境を作るように努力した。中でも、京都大学数理解析研究所において行なわれたプロジェクト研究「無限解析」の国内参加者の旅費を援助し、我国の研究者と外国からの参加者の間の研究交流を可能にした。このプロジェクトでは、量子群論、可積分力学系、統計力学、低次元多様体の不変量理論など、多岐にわたる分野の有機的関連を確立し、我国の研究者がリ-ダ-として活動する分野であることを強く印象づけた。この様なプロジェクト研究の推進により、次世代の独創的な基礎数理分野の数学者の育成が可能になっていることも著しい事実である。9月に京都大学が開催された研究集会「特殊微分方程式」においては、複素多様体の一意化と超幾何微分方程式が論じられ、多くの成果を得た。特に、これに先立って行なわれた谷口シンポジウムの外国人参加者と国内研究者の研究交流を可能にし、現在開拓されつつあるこの分野の一層の進歩に資することになった。11月に三重で開催された研究集会「数理物理とスペクトル・散乱理論」は、次年度の国際研究集会へ向けての準備でもあり、その分野の我国研者の力量を充分に示すものであった。この他、基礎数理の若手研究者の研究交流支援、これまでの研究成果の報告集としてAdvanced studies in Pure Mathematicsの継続出版を行なうなど、積極的活動を行なった。
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