研究分担者 |
中尾 慎宏 九州大学, 教養部, 教授 (10037278)
草野 尚 広島大学, 理学部, 教授 (70033868)
石井 仁司 中央大学, 理工学部, 教授 (70102887)
加藤 順二 東北大学, 理学部, 教授 (80004290)
上見 練太郎 北海道大学, 理学部, 教授 (10000845)
|
研究概要 |
本研究は常微分方程式、偏微分方程式、両分野にまたがる研究の3つの部分から成り、その各々が様々な研究に細分される。各研究分野毎に研究代表者、分担者を中心に研究活動・交流を活発に行ない、当初の目的は十分達成されたと考える。12月21〜22日に東京電機大学工学部で総合的研究集会を開催し、両分野にまたがるものとして、超幾何関数のホモロジィの交点理論、差分作用素のスペクトル、アトラクター上のフロー、非有界領域における惰円型不等式の正値解の非存在、ナビアストークス外部問題のフィンの定常解の安定性、進行波解の安定性に関する位相的手法と解析的手法、WKB解析とモノドロミー理論について7つの講演を、常微分方程式に関してはアクセサリー・パラメーターを持たない微分方程式系、強制リエナール方程式に対する振動定理、分岐問題における逆理論について3つの講演を、偏微分方程式については半線形惰円型方程式の無限個の孤立特異点を持つ解、特性関数を含む汎関数の変分問題、記憶のある弾性体の進行波解の安定性、非線形分散型方程式をめぐる話題について4つの講演と検討を行なった。中小規模の研究集会は「松本どの偏微分方程式研究集会」(7127-28),「第17回偏微分方程式札幌シンポジウム」(816-8),「発展方程式若手セミナー」(8126-29),「夏の偏微分方程式シンポジウム」(911-4),「第12回発展方程式研究会」(1213-5),「超局所解析と古典解析」(1217-19),「偏微分方程式阪大セミナー」(12124-25),第8回偏微会方程式松山キャンプ」(114-9),「非線形偏微分方程式研究会」(1122-23),「第10回九州における偏微分方程式研究会」(1129-30)等が本研究のもとに開催され常微分方程式の可解性・解の性質,超幾何関数,関数微分方程式,線形・非線形偏微分方程式,数理物理の方程式,抽象的微分方程式等について研究発表,討論を行なった。
|