研究課題/領域番号 |
03302012
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 〓一 東京大学, 理学部, 教授 (80012839)
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研究分担者 |
浜部 勝 東京大学, 理学部, 助手 (00156415)
関口 真木 国立天文台, 助手 (40216528)
須藤 靖 東京大学, 理学部, 助教授 (20206569)
池内 了 大阪大学, 理学部, 教授 (90025461)
岡村 定矩 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20114423)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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キーワード | ハッブル定数 / 銀河団 / 宇宙大規模構造 / 宇宙項 / 暗黒物質 / 銀河間物質 / モザイクCCD |
研究概要 |
1既存望遠鏡による観測 かみのけ座銀河団領域とうお座-ペルセウス座超銀河団領域において、ハッブル定数をそれぞれ92±17、80±26km s^<-1> Mpc^<-1>と決定した。両者は誤差範囲内で一致する。また、おとめ座銀河団などいくつかの銀河団の構造を明らかにしたほか、天の川に隠されていた宇宙大規模構造を発見した。 2理論的研究 宇宙項の存否を含めて、観測結果を最もよく再現する宇宙の構造パラメータを推定した。冷たい暗黒物質モデルのなかでの大規模構造と特異速度場のシミュレーションを行った。銀河団中の高温ガスと重元素の起源、銀河間物質の進化モデルを作り、観測結果を大筋で説明できることを示した。 3観測装置の開発 1000×1018画素のCCD素子を16個並べたモザイクCCDカメラを完成させた。8m望遠鏡‘すばる'の装置開発の検討を行い、概念設計やプロトタイプの製作にあたった。 4データ解析システムの研究 モザイクCCDカメラのデータを連結し、自動的に天体に検出するソフトウェアを完成させた。銀河観測データやカタログデータベースの媒体を従来の磁気テープからCD-ROMに変更する試みを始めた。
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