研究概要 |
1.研究経過の概要 秩序構造,乱流二次流れ及び複雑流路の縦渦の3グル-プでそれぞれのテ-マについて研究分担者を中心に各研究室で研究を進めると共に,それらの研究成果を取りまとめ,研究の方向を調整し,問題点を検討するために次の研究会を開催した。 1)第1回(7月30日,広島市),研究代表,分担者全員,研究テ-マ,研究計画,過去の研究経過 2)第2回(10月26日,宇部市),研究分担者を含め22名,3研究グル-プの責任者による研究進展状況の報告,研究発表3件,本科研費のグル-プに研究協力者を16名依頼. 3)第3回(12月13,14日,松山市),研究代表者,分担者,協力者を含め27名.各研究グル-プ毎に研究内容の中間報告を21件について実施.本研究テ-マの遂行上の問題点や次年度の研究の方向について議論. 次年度は,4月(広島市),8月(広島市),11月(松山市)で3回研究会を開催予定.その後,本テ-マについて研究成果を取りまとめた小冊子を作成. 2.新たに得られた知見 1)秩序構造グル-プ:自由混合層初期の大渦構造に及ぼす初期乱れの影響,滑面相当網粗面の抵抗のレイノルズ数に対する変化,開水路隅角部及び曲がり部の内層に生成する縦渦の時間構造. 2)乱流二次流れグル-プ:バックステップ部角部剥離と再付着点近傍流れの時間変化,河床粗壁面モデルにおける抵抗の発生機構と二次流れとの関係,縦渦列のスパン方向周期が乱流境界層の平均流特性に及ぼす変化とそのメカニズム. 3)複雑流路の縦渦グル-プ:波状流路内の縦渦の発生条件,相対水深の小さい混合砂レキをもつ蛇行流で発生する縦渦の機構,気液混相噴流に及ぼす曲率の効果,高分子溶液を注入した円管流の抵抗減少と大渦との関係.
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