研究分担者 |
西村 宣男 大阪大学, 工学部, 教授 (70029156)
渡邊 英一 京都大学, 工学部, 教授 (30026174)
宇佐美 勉 名古屋大学, 工学部, 教授 (50021796)
秋山 宏 東京大学, 工学部, 教授 (80010825)
高梨 晃一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60013124)
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研究概要 |
本研究は,土木,建築,船舶および海洋工学における鋼構造の座屈安定問題の研究者の参加のもとに,動的荷重を受ける鋼構造物の繰り返し座屈安定に関する最新の研究成果の収集と整理を行い,この分野における研究の重要度を確認し,今後の研究の展望を行なうための共同研究である。平成3年7月1日〜4日の間,大阪において研究課題“動的荷重を受ける鋼構造物の繰り返し座屈安定"に関する日米ワ-クショップを開催し,米国側からこの課題に取り組んでいる13名の研究者,日本側から本総合研究の研究代表者と分担者16名およびオブザ-バ-14名,合計43名の参加のもとに,日米における研究の現状分析,各研究者による研究成果の発表および今後の研究展望に関して意見交換を行なった。 ワ-クショップ提出論文および討議を踏まえた研究展望を以下の項目に整理し,CRCプレスより“Stability and Ductility of Steel Structures under Cyclic Loading"と題する論文集を出版した。 1.材料の性質と塑性モデル(Material Properties and Plasticity Models),2.実験的研究(Experimental Observations),3.解析モデル(Analytical Modeling),4.設計への反映(Design Implementation),5.研究の将来展望(Future Research Needs) これらの研究成果は平成4年度,米国のASCE(アメリカ土木学会)で計画している動的座屈安定に関する研究集会へ向けての研究指針として活用することとなった。
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