研究課題/領域番号 |
03302061
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
木村 晃彦 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (90195355)
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研究分担者 |
阿部 勝憲 東北大学, 工学部, 教授 (70005940)
高橋 平七郎 北海道大学, 工学部, 教授 (80001337)
庄子 哲雄 東北大学, 工学部, 教授 (80091700)
香山 晃 東京大学, 工学部, 助教授 (80092203)
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キーワード | 核融合実験炉 / 核融合炉材料 / ITER / DBTT / オーステナイト鋼 / フェライト鋼 / バナジウム合金 |
研究概要 |
本年度は研究会を2回と、少人数による検討作業会を3回開催して、前年度に引き続き以下の課題の検討を進めた。 a)低温クリープの照射による促進 d)被照射材料の溶接に伴う問題 b)水環境下での照射誘起SCC e)中性子照射された材料の核融合燃料挙動 c)低放射化材料の必要性と基準 f)以上の検討結果の構造設計指針への影響 さらに本年度はITER工学設計作業においてバナジウム合金の採用が検討されるに到ったことを受けて、バナジウム合金/液体リシウムの組み合わせによる材料システムに関する検討を行った。これに関連しての新たな課題は以下の通りである。 a)バナジウム合金に関するデータベースの現状調査 b)DBTTの照射による変化 d)ヘリウム脆化 c)スウェリング e)侵入型不純物による効果 これらの検討の結果は別途刊行される冊子に詳述されているが、主な結論を要約すると、バナジウム/リシウムシステムは種々の優れた特質を有するが、データベースがかなり不備であること、ヘリウムやその他の侵入型不純物の効果を十分に調べる必要があることなどである。
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