研究課題/領域番号 |
03303001
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮仕 勉 東北大学, 理学部, 教授 (20004442)
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研究分担者 |
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
斉藤 烈 京都大学, 工学部, 教授 (20026082)
閑 春夫 群馬大学, 工学部, 教授 (40008454)
小尾 欣一 東京工業大学, 理学部, 教授 (10016090)
入江 正浩 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (30001986)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | 光誘起電子移動反応 / ゼオライト光触媒 / 金属・分子クラスター / フォトクロミズム / 光フェントン試薬 / レーザー光分解 / 光化学反応 / 光機能材料 |
研究概要 |
有機分子の有機・物理化学的研究では、フラッシュフォトリシスによるケトン誘導体の炭素・炭素結合開裂反応速度の測定、光電子移動Cope転位反応機構の確立・応用の期待される新規フォトクロミック分子の合成と反応、励起光より高エネルギーで起こる増感-重項反応機構の確立・光励起と電子線励起で生ずるイオンラジカル反応性の比較、TMMビラジカルの新規発生法、Rehm-Wellev式の新解釈法の確立・アゾ化合物の特異的光電子移動反応の発見、環状ケトンからの三重項ビラジカルの動的反応挙動解析、三重項錯体経由の水素原子移動反応機構と錯体構造決定、イオン対・遊離イオンの反応特性、アントラキノン誘導体の分子内・分子間水素引抜き機構の確立、エンドペルオキシドの脱酵素の発見と反応確立等で大きな成果を得た。有機と物理化学者間での協同研究が活発に進められた。無機・生体関連分野では、高原子価ポルフィリンと水を用いたオレフィンの光エポキシ化、時間分解赤外による不安定金属中間体の構造研究、質量選別多光子イオン化分光による金属・分子クラスターの生成と反応性、含硫黄有機金属-メタラジチオレンラジカルの特異的反応、メスバウアー法による有機金属化合物の光反応解析・種々の光機能性材料の光界面効果・ペプチドポルフィリンの光反応・応用の期待出来るDNA切断光フェントン試薬の開発等注目すべき結果を得た。分子等の分野では、銅イオン-ゼオライト光触媒によるNOXの分解、含ポルフィリンポリマーの光電変換素子への応用、二波長光増感型光ホールバーニングの発見、芳香族炭化水素系LB膜中の有機分子の反応挙動の解析等、基礎応用で大きな成果を得た。CIDNP増大因子と機構、時間分解EPRによるC60,C70,分子励起状態の研究,超高速レーザー分光による溶媒和より早い新電子移動の発見等有機光化学的にも興味ある結果が超高速分光・磁気共鳴分野から発表され大きな成果を得たと考える。
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