| 研究課題/領域番号 |
03303008
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| 研究機関 | 東京大学 |
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研究代表者 |
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
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| 研究分担者 |
柳田 祥三 大阪大学, 工学部, 教授 (10029126)
相澤 益男 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016742)
入江 正浩 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (30001986)
山崎 巖 北海道大学, 工学部, 教授 (80002111)
魚崎 浩平 北海道大学, 理学部, 教授 (20133697)
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| キーワード | 工業物理化学 / オプトエレクロニクス / 光機能性分子 / 分子設計 / 光情報処理 / バイオセンサー / 界面機能制御 / 光化学プロセス |
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| 研究概要 |
本研究は、昨年度に引き続くものであり、様々な分野の研究分担者が工業物理化学という共通の基盤に立って新規なオプトエレクトロニクス材料の開発に向けと緊密な連絡を取りながに各々の分担課題に取り組み今年度も多くの成果を得ることができた。各々の成果は、全体の討論会において位置付けをして、次年度に向けた総括的なビジョンと研究の方向性の的確さについての確信を得ることができた。
研究班を構成する各グループごとの主要な成果を以下にまとめる。
1.新しい光化学プロセスの創成を目指した界面光電荷移行過程の解明
光誘起電子移動反応を超高速光記録に応用する試みがなされ、イオン対電荷移動錯体を用いたLB膜やキャスト膜における反応の速度論的、反応論的知見が得られた。また、ケイ光性分子を含むLB膜と光STM技術を結合された新規な光メモリーについても成果が得られた。
2.新規な光機能性材料の設計・製作とその機能制御
ジアリールエテン系化合物などの有機化合物を用いる多光応答分子システムの構築について大きな前進があった。光モードと熱モードを巧みに組み合わせることで、従来にない一波長レーザーでの多光記録制御の可能性が示された。また、無機材料としてはZnOやCdSなどの半導体焼結体を光電気化学エッチングにより粒界程度のマイクロセル構造を容易に加工する技術が確立された。
3.高効率・高選択的プロセスを行なう分子素子の構築
マイクロ電極を用いる単一細胞レベルでの光合成機能の評価が可能であることが示された。この手法は、分子素子構築の基礎となる生体機能の解明に有効であり、今後の展開が期待される。
4.量子効率を有する光機能性材料の開発と評価
三次の光学非線形特性を持つ半導体超微粒子作製の新手法が示された。
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