研究課題/領域番号 |
03304005
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物生理学
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研究機関 | 東京大学 (1993) 名古屋大学 (1991-1992) |
研究代表者 |
渡辺 昭 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (70023471)
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研究分担者 |
前 忠彦 東北大学, 農学部, 助教授 (60134029)
加藤 栄 東邦大学, 理学部, 教授 (50011515)
今関 英雅 名古屋大学, 農学部, 教授 (90023431)
大隅 良典 東京大学, 教養学部, 助教授 (30114416)
石井 龍一 東京大学, 農学部, 教授 (00011958)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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キーワード | 老化 / 植物の老化 / 光合成 / 葉緑体 / 窒素の転流 / cDNAクローニング / 遺伝子発現 / エチレン |
研究概要 |
老化にともなって緑葉のCO_2の拡散抵抗が上昇し、全抵抗の10-20%を占める輸送抵抗は一定の値を維持すること(石井)、被陰による老化に伴う光合成能の低下が光条件にたいする順化現象としてとらえられることを明らかにした(加藤)。緑葉の老化では緑葉体タンパク質、とくにRuBisCOが減少することが知られているが、その大サブユニットの分解産物を検出することに成功した(前)。老化に類似した細胞死の起こる管状要素分化の過程で特異的に現れるタンパク質分解酵素のcDNAの単離に成功した(福田)。分解されたタンパク質の窒素の転流に関与するグルタミン合成酵素遺伝子群の発現が細かく検討され、それぞれの遺伝子について異なった調節機構が存在することを示唆し(渡辺)、若い組織においてNADH依存性グルタミン酸合成酵素が転流窒素の再利用に働いていることを明らかにした(山谷)。老化に関連すると考えられるdin1遺伝子のプロモーターに作用するタンパク質の存在が確認された(安積)。イネの非黄化変異体の遺伝子単離に向けてRFLPマッピングの準備が進んだ(川崎)。クロロフィルの退色の前に液胞膜のピロリン酸依存性のH^+輸送と膜の流動性が低下すること(笠毛)、糖に対する液胞膜の透過性の変化が果実における糖の蓄積に働いていることを明らかにした(山木)。メロン果実の成熟に必要なエチレン合成系酵素としてACCオキシダーゼおよびACC合成酵素のcDNAを単離し(佐藤)、トマトでは追熟型ACC合成酵素遺伝子の発現によって追熟が進行し、細胞接着が緩むことが傷害信号となってさらに傷害型遺伝子が発現することを明らかにした(今関)。離層細胞におけるジャスモン酸の存在、およびジャスモン酸によるセルラーゼの合成促進を確認した(上田)。
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