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1992 年度 実績報告書

家畜伝達性海綿状脳症に関するサーベイランス:PrP^<sc>の検出およびPrP遺伝子型の調査

研究課題

研究課題/領域番号 03304025
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

品川 森一  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00001537)

研究分担者 本多 英一  東京農工大学, 農学部, 助教授 (20109507)
平井 克哉  岐阜大学, 農学部, 教授 (30021702)
見上 彪  東京大学, 農学部, 教授 (20091506)
小沼 操  北海道大学, 獣医学部, 教授 (70109510)
堀内 基広  帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (30219216)
キーワードスクレイピー / 海綿状脳症 / サーベイランス / PrP遺伝子型
研究概要

昨年同様に、日本西南部はヒツジの飼育頭数が少ないため、材料が入手できなかった。北海道、中部および東北地方からの試料を主として検討することが出来た。
現在までに収集した脳、脾臓およびリンパ節の何れもそろった179検体の内117頭の臓器に付いてPrP^<sc>の検出を行った。北海道外の検体からは現在までの所全くPrP^<sc>は検出されなかった。しかし北海道内で収集された7頭からPrP^<sc>が検出された。スクレイピーは北海道では現在なお発生が続いていることが判った。しかし本州での発生は終息したか、極まれと推定される。
RFLP型の解析を手掛けた109頭の内、96頭は解析を終了し、13頭は、型別に用いる2つの制限酵素の内、1つ(EcoRI)での解析が終了した段階である。検索された96頭のRFLP型の分布はI型:17.7%、II型:13.5%、III型:29.2%、IV型:7.3%、V型:22.9%、VI型:9.4%であった。日本に於ても自然例のスクレイピーとRFLP型に関連が見られるか否かを検討するために、これまで収集された16頭のスクレイピーと診断されたヒツジについて型別分布を調べた。I型:37.5%、II型:6.3%、III型:25.0.%、IV型:12.5%、V型:12.5%、VI型:6.3%であった。英国に於てI型はスクレイピー感受性、II型は抵抗性と報告されている。日本でも同様の傾向が認められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Muramatsu,Y.,et al.: "A specific RFLP type associated with the occurence of sheep scrapie in Japan." Archives of Virology. 127. 1-9 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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