研究分担者 |
笹川 千尋 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70114494)
池 康嘉 群馬大学, 医学部, 教授 (60125820)
大西 克成 徳島大学, 医学部, 教授 (10037400)
中澤 晶子 山口大学, 医学部, 教授 (40053053)
天児 和暢 九州大学, 医学部, 教授 (20078752)
|
研究概要 |
今年度は3年間の研究の最終年度にあたり、詳細な研究報告書を作成したので、以下に簡単に本年度の研究内容を概括する。 1)発現調節機構が解明されつつある病原因子 赤痢菌の侵入・拡散因子群(笹川、渡辺),豚コレラ菌の菌血症惹起因子(檀原),ビブリオ属溶血素(西渕),緑膿菌プロテアーゼ(奥田),ウェルシュ菌溶血素(林),セラチアの線毛(天児)。 2)活性化または輸送機構が解明されつつある病原因子 緑膿菌サイトトキシン(寺脇),コレラ菌溶血素(山本_耕),チフス菌Vi抗原(江崎),ぶどう球菌溶血素とロイコシジン(神尾),腸球菌溶血素とバクテリオシン(池),ボツリヌスC,E型毒素(小熊)。 3)その他 新たな病原因子を同定するための感染モデル系が、ヘリコバクターのウレアーゼ遺伝子欠失株(中沢),バクテロイデスの強毒株の分離(大西)などにより作成された。また、下痢原性大腸菌(山本_達),鶏病大腸菌の定着因子(関崎),プロフィロモナスの歯周病因子(吉村)に関する新しい知見が得られた。
|