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1992 年度 実績報告書

咀嚼機能障害の総合的評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03304044
研究機関昭和大学

研究代表者

福原 達郎  昭和大学, 歯学部, 教授 (50013834)

研究分担者 船越 正也  朝日大学, 学長 (10075989)
黒田 敬之  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013939)
園山 昇  日本歯科大学, 歯学部, 教授 (00060393)
伊能 教夫  東京工業大学, 工学部, 助教授 (70126308)
柴崎 好伸  昭和大学, 歯学部, 教授 (40014005)
キーワード咀嚼障害 / 筋機能 / 顎変形症 / 口蓋裂 / 顎関節症 / 顎関節機能 / 骨形態 / 咀嚼機能
研究概要

前年度に各研究分担者がそれぞれの領域において咀嚼障害に対する評価法を検討し、本年度ではその応用を試みた。
【裏礎部門】
1.画像 解析(船越):前年度開発したプレスケールを、口腔内で安全で、温度湿度の影響を受けないよう改良(PET樹脂にて密封)し、5名の顎喬形症患者に応用した。その結果、術後には咬合接触面積、咬合接触点数並びに咀嚼能率が回復した。2.放射数学的解析(西連寺):デジタルパノラマ装置による画像再構成時間の短縮を目的として、ソフトウエアを開発し、大幅な短縮が図られた。
【臨床部門】
4.口蓋裂(柴崎):口蓋裂患者の歯例拡大前後の比較では、顎運動パタンや咀嚼能率(ガム法)に改善の見られる者が多かった。5.心理的側面(内田):顎口腔機能障害患者に対してコロトコフ血流計を用いて末梢血管抵抗、拡張期圧、収縮期圧などを測定し、コーエンザイムQ10を算出した。さらに、新しい質問票(QOL)を使用し、コーエンザイムQ10と変化について検討した。その結果、QOLでは、減少傾向を示し、コーエンザイムQ10は上昇傾向が見られた。6.顎関節形態(大西):関節原性の咀嚼機能障害症例の顎関節腔内形態を同部の二重造形CT像で検討した結果、円板異常とともに関節腔内の癒着性喬化を主体とした病変と関連のあることが示唆された。7.形態学的評価(福原):顎変形症、口蓋裂患者の顎骨の変形は多様で、頭蓋自体に変形を有するものから下顎枝または下顎骨体のみに限局したものまであった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 柴田 考典: "顎関節症" ザ・クインテッセンス. 12(1). 45-54 (1993)

  • [文献書誌] 大西 正俊,大月 佳代子 他: "純チタン製下顎頭キャップによる下顎頭形成術について" 日本口腔外科学会雑誌. 38(2). 281-288 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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