研究課題/領域番号 |
03304048
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
紀伊國 献三 筑波大学, 社会医学系, 教授 (10114068)
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研究分担者 |
佐々木 順子 筑波大学, 社会医学系, 講師 (60134243)
平井 慶徳 順天堂大学, 医学部, 助教授 (50053038)
武田 裕 大阪大学, 医学部, 助教授 (20127252)
大道 久 日本大学, 医学部, 教授 (60158805)
開原 茂允 東京大学, 医学部, 教授 (30010234)
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キーワード | 大学病院の医療 / 大学病院年報 / 医療統計 / 標準的指標 / CaseーMix |
研究概要 |
1.平成元年度〜平成2年度に研究分担9大学病院から、2209例の入院患者デ-タを収集し、その内容を分析し、大学病院における医療内容の特徴点を明らかとする方法の開発を行なった。 2.今回の研究はその実績をふまえて、医療内容の質の確保につきどのような体制が必要かの検討を行なうこととした。 3.まず既に国立大学病院で収集されている大学病院年報等の病院管理統計資料、私立医科大学協会で収集されている資料について、定義、収集方法、集計方法等につき検討分析を行ないマクロ的な医療構造分析を行なうこととした。 4.現在の資料の分析からは、必ずしも医療内容の分析を行なうには適当でない点が多く、しかも単純集計に過ぎぬ分析が多く、クロス集計による分析が行なわれていない場合の多いことが発見された。更に標準的なデ-タ収集について、まちまちな方法がとられていること、例えば外来患者数統計について特別な検査を必要とする場合、あらためて特定科の患者として集計するなど統一的でない場合の多いことがある。これらを考慮した収集方法についての検討を行なった。 5.症例デ-タの分析については、CaseーMixの手法を用いて分析を進めることとした。 6.以上の検討を行なった後、大学病院医療の質を示す指標の作成作業を行なうこととした。
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