研究課題/領域番号 |
03306016
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
高桑 康雄 上智大学, 文学部, 教授 (90022392)
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研究分担者 |
星野 昭彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (60009032)
北條 礼子 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (50199460)
中野 照海 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70052230)
高村 久夫 流通経済大学, 社会学部, 教授 (40206884)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
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キーワード | ハイパ-メディア / 融合型マルチメディア / 教材開発 / 小学校 / 教科:理科 / 教科:社会 / 教科:生活 |
研究概要 |
当初の研究計画に則って、研究の推進と運営のための企画会議(6回)と、この企画会議の提案と決議に沿って実際に融合型マルチメディア教材を開発する研究委員会ー小委員会(3回)を開催した。その結果、3ヶ年計画の第1年次である平成3年度には、当初計画における「社会」を内容とする教材の開発でなく、新学習指導要領の実施上の緊急課題であり、かつ内外の関連教材が未開発であることにかんがみ、小学校低学年の「生活」の教材を開発することに決定し、作業を行って、「小学校マルチメディア教材ー生活編ー」(仮称)の第1版(資料編)を開発した。 研究に当たっては、まず、融合型マルチメディア教材の重要な資料となる「社会」、「理科」、「図画工作」等に関する既存の映像を試写するとともに、アメリカにおけるCDーROMとLDを活用したマルチメディア教材の収集とその内容の検討、国内における同様の教材の収集と制作手順の検討を行った。ついで、千葉県市川市における「生活」の実施状況及びそれに関する教師の意識調査や埼玉県における実施状況と問題点についてヒヤリングを行った。これらと平行して「生活」の教科書、参考書、各種資料等をはじめとする基礎的資料の収集と整理及び検討を行った。 その結果、学習者や指導者が自ら撮影あるいは収集した資料を映像化して教材の一部に取り込むことを大きな特徴とする「小学校マルチメディア教材ー生活編」(仮称)の第1版(資料編)を開発した。なお、平成3年度の研究としては、次年度以降に教材群を改善し、学校等での実践に利用して評価を行うことを前提とし、本研究の最終年度(平成5年度)における研究成果として、当初の研究計画どおりに「マルチメディア教材制作手順のマニュアルビデオ」の作成を目指すことを確認している。
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