研究分担者 |
平沢 茂 文教大学, 教育学部, 教授 (00146309)
中野 照海 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70052230)
高村 久夫 流通経済大学, 社会学部, 教授 (40206884)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
石本 菅生 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50052254)
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研究概要 |
1 教育過程の改訂にともない,生活科の本格実施をみたので,その状況について聴取り調査,実践報告資料収集を行い,その分析から,視聴覚メディア,とくにマルチメディアの機能及び可能性を検討した。その結果、直接体験を中心として学習が展開される生活科においては,視聴覚メディアは教師からの一方的な情報伝達の手段としてよりも,雰囲気づくりや,児童自身による疑似体験,課題の発見・予想・追究,情報収集・整理,学習成果の報告等の手段として,利用の意義が認められていることが明らかで,マルチメディアは,さらにインタラクティヴ性に強い点から期待できることが確かめられた。 2 昨年度,コンピュータ技術の急激な進歩によって,教材開発に利用する機種の選択に時間を要したが,その後もコンピュータをめぐる技術革新が加速したため,教材開発の作業が翻弄される結果となった。しかし,種々検討の末に機種を決定し教材開発について作業を委託した進め,他方,教師自身によるデータ入力を行って教材の拡張を図るために必要なソフトウエア及びその手法について,専門的知識の提供を受けつつ作業を行った。 3 教材利用に関して,マルチメディア教材開発の具体的な手掛かりを得る目的をも含んで,コンピュータの特性を生かした指導と他の指導形態とを比較検討する実践研究を実施したにとどまった。その結果から,コンピュータを中核とする融合型マルチメディアの効果が明らかにされ,今後の開発に示唆を提供することとなった。
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