研究課題/領域番号 |
03351012
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研究機関 | 奈良国立文化財研究所 |
研究代表者 |
田中 琢 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター, センター長 (40099958)
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研究分担者 |
西村 康 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 室長 (80000488)
亀井 宏行 千葉大学, 工学部, 助教授 (60143658)
斎藤 正徳 東京工業大学, 理学部, 教授 (10011553)
中條 利一郎 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (60016285)
道家 達将 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (40016340)
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キーワード | 遺跡探査 / 被熱遺構探査 / 石造構造物探査 / 土質判別探査 / レ-ダ-探査 / 電気探査 / 磁気探査 / 音波探査 |
研究概要 |
本研究は地下に埋没している遺跡・遺構・遺物が包含する歴史情報をもれなく収集するために、格段に進歩した文化財探査専用の装置と方法を開発することを目的としている。開発研究には考古学研究者と理工学研究者とが共同してあたる。 そこで考古学研究者の要求する課題の提示、それに対応する探査装置や探査方法の開発研究の可能性について、具体的に検討する研究会議を召集開催した。会議は研究全体を総括する両分野の者からなる全体会議と、研究課題別の個別会議の二種類に分けた。特に後者ではいずれも度々会議を開き、より具体的な開発課題を限定する作業に集中した。 しかし、装置等の開発の実際では主として小工系研究者が中心となった理研究組織が研究を遂行する形をとるので、この個別の小組織における会議を重点的に開催した。また、考古学を中心とした分野では、各々が掲げる研究課題は別ではあるが、遺跡調査の上では共通する部分があり、さらに探査装置や方法の有効性を検証する発堀調査には、全員であたる予定をしているので、考古学研究者すべてが参加する全体会議も開催した。これらの研究会議においては総括を担当する者が参加して、全体的な調整をしたのは言うまでもない。 以上の会議を重ねる中で、考古学研究者は探査装置あるいは方法を検証する際の具体的遺跡の選定を終了し、実際に遺跡に臨んで自然環境や地元の対応を確認する作業を残すのみとなっている。理工学系研究者にあっては、装置の開発に必要な青写真作成に進んだもの、一部では基礎実験に着手するものが生まれる段階まで進行させることができた。 なお、本研究は平成4年度より発足させる重点領域研究『遺跡探査法の開発研究』を、効率よく円滑に遂行するための各種準備を整えることを目的としたものである。
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