研究課題/領域番号 |
03354011
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
会田 勝美 東京大学, 農学部, 教授 (50012034)
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研究分担者 |
田中 克 京都大学, 農学部, 助教授 (20155170)
塚本 勝巳 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (10090474)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
平野 哲也 東京大学, 海洋研究所, 教授 (70013571)
浦野 明央 東京大学, 海洋研究所, 教授 (00142232)
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キーワード | 海洋生物 / 回遊 / 生殖 / 成長 / 変態 / ホルモン |
研究概要 |
本総合研究(B)「海洋生物の回遊機構」は重点領域研究の申請を目指したもので、研究組織は研究代表者1名、研究分担者17名で構成されている。班員は回遊行動の発現と環境要因、個体発生過程に於ける回遊行動の発現、回遊機構の内分泌学的解析、回遊機構の神経生物学的解析、回遊に関わる遺伝子の解析の5チ-ムに分れ、各自の従来の研究成果を、本研究課題の目的にそって要約するとともに、該当する分野において広く内外の研究状況を調査した。これらの結果をもとに幹事会を3回開き、重点領域研究計画の概略案を作製した。平成3年10月に第1回全体会議を東京大学農学部で開きこの研究計画案について討議を行った。またこの全体会議において平成3年12月21日に東京大学海洋研究所において「海洋生物の回遊機構」と題するシンポジウムを開催することが決定した。シンポウジウムでは、生物行動と結びついた卵・仔魚の輸送機構、イセエビ類幼生の生活史と接岸回遊機構、ヒラメの変態と着底・接岸機構、アユの回遊行動の解発機構、海産無脊椎動物における生殖行動の周期性とその制御機構、サクラマスの成熟と回遊、産卵期アカウミガメの回遊と定位、ウナギの成熟機構、回遊性魚類の浸透圧調節機構、回遊性魚類のホルモン遺伝子とその発現の10テ-マについて研究発表が行われ、約100名の出席者の間で熱心な討論が行われた。同日開かれた第2回全体会議において、シンポジウムにおける討論を踏まえて、重点領域研究計画について討議された。その後、幹事会を数回開催し、重点領域研究計画の作製を行った。その結果、(1)発生・成長にともなう回遊、(2)生殖にともなう回遊、(3)回遊行動の発現制御機構の3計画研究班よりなる重点領域研究申請書をまとめた。
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