研究課題/領域番号 |
03401006
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研究機関 | 聖徳大学短期大学部 |
研究代表者 |
深津 時吉 聖徳大学, 短期大学部, 助教授 (70073054)
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研究分担者 |
細井 雅生 聖徳大学, 短期大学部, 講師 (40238746)
長谷川 彰 聖徳大学, 短期大学部, 助教授 (50208477)
木村 敬子 聖徳大学, 短期大学部, 助教授 (90234369)
小杉 洋子 聖徳大学, 短期大学部, 教授 (30150840)
松本 佑子 聖徳大学, 人文学部, 助教授 (00150839)
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キーワード | 児童福祉 / 要養護問題 / 非行 / 学童保育 / 育児態様 / 障害児問題 / 同和教育 / 学校保健 |
研究概要 |
地方中核都市である高知県高知市において、養護、非行、保育、心身障害、学校保健、同和教育の各研究領域ごとに、各関係機関・施設の協力を待て、機関・施設の役割、内容、運営等の現状について、既存の文献資料の収集、整理、分析を行い、さらに、地域住民のニ-ズを当該地域における児童の養育・保育・教育状況についての実態調査を実施した。 養護では乳児院に対する養護ニ-ズが社会的背景に伴って変化してきていること、養護施設・母子寮・教護院児童と一般小中学生との意識および生活実態に格差がみられることが明らかとなった。非行では少年非行の定義、原因、対応などを明らかにした。保育では家庭での育児態様を通して、親子の触れ合いの程度を明らかにし、保育所の機能のあり方を検討した。さらに幼稚園教諭からみた親の育児態度の評価などを調査田、現代社会が生み出した幼児の歪みの状況を明らかにした。また小学低学年児童の放課後の生活実態も明らかにした。 障害児では幼児期、児童期における障害児との接触体験が障害児に対する理解や意識を形成するうえで大きな影響を与えることが明らかとなった。学校保健ではとくに保健室にこない子で問題をもつ子どもの健康面、生活面での実態が明らかになったとともに、栄養面での食事摂取の実態を明らかにした。 同和教育では同和地区児童生徒の高等学校進学率が地区外生徒に比べ10%程度の差があり、学力が低いために希望しない高校への進学を余儀なくされていることなどが明らかとなった。同和地区生徒の低学力の背景を経済的階層、仕事、家庭の様態などとの関連で明らかにする。
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