研究課題/領域番号 |
03401006
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研究機関 | 聖徳大学短期大学部 |
研究代表者 |
深津 時吉 聖徳大学短期大学部, 教授 (70073054)
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研究分担者 |
山本 ツタ子 聖徳大学, 短期大学部, 助教授 (60240107)
夏秋 英房 聖徳大学, 短期大学部, 講師 (30237573)
阿部 和子 聖徳大学, 短期大学部, 助教授 (60201290)
小杉 洋子 聖徳大学, 短期大学部, 教授 (30150840)
松本 佑子 聖徳大学, 人文学部, 助教授 (00150839)
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キーワード | 児童福祉 / 要養護問題 / 問題行動 / 学童保育 / 学校保健 / 育児問題 / 障害児教育 / 同和教育 |
研究概要 |
幼稚園児の行動傾向を現場教諭の評定から評定した結果、高知市の場合には「物を大切にしない」と「体力が低下し疲労し易い」ことが見いだされた。一方、「物事に対する感動」「他人への関心・他人の関心・思いやり」については全国平均よりよい状況にあることが明らかとされた。保護者の育児は、働く母親が増えていることで、子供が牲犠になっているとみる親が22.7%いること、48%の親が生活のためにやむを得ないとしていることが明らかにされたが、これは重要な福祉の課題であろう。高知市の学童保育は、開室の時間、時期、指導員の数等にかなり問題があるが、保護者の問題意識は概ね現状の枠を出ず、託児的な認識が大勢であり、部屋の広さ等の現状に対する不満はあっても、保護者への参加も積極的とはいえないことが明らかとなった。 対障害児に対する意識調査では、好意的・肯定的な態度が示され、20年前の調査結果とは大きな差が認められた。養護・母子調査では、母子寮在寮の母親は経済状態が一般母子と比較して明らかに困難な状態にあること、人間関係のネットワークについらも困難な状態にあることが明らかとなった。 問題行動調査では、小・中学校における生徒指導担当や少年補導センター職員は他の機関の職員に比べ、問題性の程度についらは厳しに判断をもち非行分類ではどの非行も「反社会的」に片寄りがちであった。 学校保健調査では、「学校へ行くのがいやいやになる」と回答した子どもが52%にも達し、潜在的な不登校予備軍の実態を明らかにした。 同和教育調査では、高校進学率の格差と学校各差が明らかとなり、このことが同和地区の経済的低位性を生んでいる実態が明確となった。 育児態様調査では、降圓後の過ごし方としては、きようだいで遊ぶ・テレビやファミコンで遊ぶなどが上位を占た。
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