研究課題/領域番号 |
03401008
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研究機関 | (財)東洋文庫 |
研究代表者 |
山本 逹郎 東洋文庫, 研究部, 研究員 (10052185)
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研究分担者 |
荒 松雄 東洋文庫, 研究部, 研究員 (60012960)
山崎 元一 東洋文庫, 研究部, 研究員 (80052140)
原 實 東洋文庫, 研究部, 研究員 (40011283)
池端 雪浦 東洋文庫, 研究部, 研究員 (40113055)
石井 米雄 東洋文庫, 研究部, 研究員 (70027580)
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キーワード | 東南アジア / 南アジア / 歴史資料 / 調査研究 / ベトナム / タイ / フィリピン / インド |
研究概要 |
本年度は、前年ひきつづき、国内における主要ないくつかの大学図書館、諸研究機関に所蔵されている南アジア・東南アジア史の歴史研究資料の調査をおこない、今後の研究に必要な文献整理のための系統的・体系的な新たな知見を得ることができた。 東南アジア史研究資料については、山本が、総括ととも、大陸部、ベトナムの歴史資料を、石井が、大陸部、タイの民俗資料を、池端が、諸島部、フィリピンの歴史資料をそれぞれ系統的に調査し、資料研究をおこなった。 また、南アジア史研究資料については、原が、インド古代、文学資料を、山崎が、インド古代、歴史資料を、荒が、インド中世、歴史資料を小名が、インド近世、歴史資料のそれぞれを、系統的、体系的に調査し、全体としてまとまった資料調査研究の成果を得るにいたった。 本研究の二年間の調査が完全に網羅的にできたわけではないが、日本国内の大学図書館、研究機関における、南アジア・東南アジア史関連の古代、中世、近世の歴史資料の収集状況がつかめたのは、研究全体での大きな成果である。 ことに、東南アジア、南アジア史研究資料の上で、きわめて重要性が高い、手書き文献については、マイクロ・フィルムの形で、ヨーロッパの文書館からとりよせ、もともとの資料状況に関する貴重な知見を得ることができた。 本年度は、研究の最終年度であるから、資料状況解明の一端として、辻文庫目録のコンピューター入力、ビルマ語関連資料の整理が重要なものとしてあり、これらは全体の研究の成果報告書に収められて、公表される予定である。
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