研究分担者 |
奥宮 正哉 中部大学, 工学部, 助教授 (30160815)
坂本 雄三 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30114490)
山羽 基 名古屋大学, 工学部, 助手 (10220435)
鄭 明傑 名古屋大学, 工学部, 助手 (40262878)
久野 覚 名古屋大学, 工学部, 教授 (70153319)
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研究概要 |
前年度までに行ったCO_2排出・拡散の予測モデルでの検討を行い,建築・都市分野での将来的なCO_2削減可能量を求めた。この結果をもとに努力目標の提案を行った。 長期蓄熱のひとつの方式であるリキッドアイス方式について,これまでに開発したシミュレーションモデルを用いて,各種の影響要因を変化させて計算を行い,これらがその放熱特性に与える影響を推定する方法を考案した。 住宅規模での,季節間蓄熱を用いた省エネルギー手法の検討について,サブシステムの容量の影響の把握に加えて,いくつかの地域で計算を行ない地域性を考慮した設計法を提案した。 ハイブリッド型コレクターを用いた住宅の省エネルギーシミュレーションを行った。これらの研究を総括し,都市規模での未利用エネルギー活用の将来的な可能性を定量化し,未利用エネルギーの最適利用計画について,その有効性を検証した。 都市規模での熱供給システムの最適化の方法について分析し,都市の特性に応じた提案を行った。 住民意識調査では,名古屋地区での調査を追加して地下鉄開通に伴う意識の変化を調べた。さらに,東京地区での調査結果とあわせて環境への意識構成を調べた。 生理心理実験,住民意識調査の結果を踏まえ,上記の様々な改善策が人間社会活動に与える影響を予測評価する. まとめとして,エネルギー利用システム,都市気候,人間生理心理間の関係を総合的に分析し,地球環境保全型建築・都市の在り方について提案を行った。
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