研究概要 |
エネルギー分散型X線分析装置の調整は順調に進み,ほゞ全元素に関して定量分析ができる状態にある。定量分析を終えた鉱物はhedenbergite,grossular,anorthite,sillimanite,jadeite,ilmenite,orthopyroxene,acanthite,stibnite,electrum,chalcopyrite,sphalerite,alabandite,pyrite,uraninite,wollastonite,spinel,barite,isoferroplatinum,iridium,thorianite,orpiment,cinnabrr,Valentinite,nickeline,ber thierite,bismuthinite,thortveitite,rhodonite,apatiteなどである。 研究に関しては、ほゞ計画通りに進んでおり.資料収集や産状調査は本年度分は完了した.収集の対象しした鉱物は,Se,Mo,Sn,Te,W,Pb,Biなどを主成分とするものである。資料はすべて研磨茫片を製作し,顕微鏡による観察とエネルギー分散型X線分析装置とによって主要構成鉱物を定量分析している。砂質岩や砂の重鉱物については,地域と時代ごとの分布,接触変成作用の影響,広域変成作用の影響を調べると共に,garnetとspinel族鉱物については数千個の分析を完了した。
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