研究概要 |
計画ごとに本年度の研究実績概要を記す。 1.従来の連鎖地図とRFLP連鎖地図の対応および統合:新たに,d-2(染色体1),d-1(染色体5),spl-4,dp-1(染色体6),sug,v-8(染色体8),Dn,drp-2,dp-2(染色体9),z-2,v-9(染色体11)がRFLP地図にマップされ,従来の連鎖地図とRFLP地図との大まかな対応が全染色体について明らかとなった。 2.新標識遺伝子の探索および同定:新突然変異体について,トリソミック分析を行い,座乗染色体を決定した。 3.RFLPおよびRAPDマーカーの探索・同定およびDNAマーカー地図の充実:組換自殖系統(RIlines)の作出を日印交配から単粒系統法で行ない,165系統のF_6集団を育成した。このうち84系統を用いて,114個のRFLPマーカーと26個のRAPDマーカーからなるRFLP/RAPD Land Mark地図を作成した。現在,新たなRAPDマーカーを探索している。 4.染色体地図の作成:Tertiary Trisomics,Translocation,Acrotrisomicsを利用して, 染色体1,3,4,5,7,9,12について染色体と連鎖群の対応づけを行なった。 5.マッピングのコンピュータプログラム作成および地図情報のデータベース化:計画1において,従来の連鎖地図とRFLP地図との大まかな対応が全染色体について明らかとなったので,現在,地図情報の整理を行なっている。
|