| 研究課題/領域番号 |
03404060
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
高田 健治 大阪大学, 歯学部, 助教授 (50127247)
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| 研究分担者 |
北井 則行 大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員
保田 好隆 大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員
平木 建史 大阪大学, 歯学部, 助手 (30238349)
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| キーワード | 平衡調節機能 / 不正咬合 |
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| 研究概要 |
同一個体内で、臼歯部の咬合接触関係を変化させた時の平衡調節機能を検討するために、顎口腔系に自覚的および、他覚的に異常が認められず歯牙欠損がなく安定した咬頭嵌合位を有する成人15名を被験者として、次のような実験を行った。すなわち、右側あるいは左側の下顎第一小臼歯と第二小臼歯との間、第二小臼歯と第一大臼歯との間および第一大臼歯と第二大臼歯との間にセパレーティングエラスティックを装着した。装着側は被験者の習慣性咀嚼側とし、装着期間は、7日間とした。
ダイナミック平衡機能測定装着(ニューロコム・インターナショナル社製)を用いて動的な平衡調節機能の定量的な測定を行った。すなわち、感覚協調機能テストとして、(1)開眼、前景固定、起立台固定(2)閉眼、前景固定、起立台固定(3)開眼、前景傾斜移動、起立台固定(4)開眼、前景固定、起立台傾斜移動(5)閉眼、前景固定、起立台傾斜移動(6)開眼、前景傾斜移動、起立台傾斜移動の6条件で行った。また、動作調節機能テストとして、(1)後方への水平移動[小](2)後方への水平移動[中](3)後方への水平移動[大](4)前方への水平移動[小](5)前方への水平移動[中](6)前方への水平移動[大]の6条件で行った。
セパレーティングエラスティック装着前後の平衡調節機能について、セパレーティングエラスティック装着前の平衡調節機能測定値とセパレーティングエラスティック装着後のそれを統計学的に比較したところ、いずれの項目についても、両者の間に有意の差は認められなかった。これは、セパレーティングエラスティック装着前後で、平衡調節機能は変化がないことを意味しており、正常咬合者で歯根膜感覚を変化させても、平衡調節機能は変化しないことが示唆された。
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