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1991 年度 実績報告書

リゾ-ト開発と住民の対応

研究課題

研究課題/領域番号 03451035
研究機関立正大学

研究代表者

前田 征三  立正大学, 文学部, 教授 (10062861)

研究分担者 田島 和久  立正大学, 文学部, 助手 (80216960)
吉岡 雅光  立正大学, 文学部, 講師 (20175673)
キーワードリゾ-ト開発 / リゾ-ト法 / 目的的社会変動 / リゾ-ト・コミュニティ形成 / 余暇
研究概要

本研究は、全国的に進行しつつあるリゾ-ト開発に伴う地域変動を「目的的社会変動」として位置づけ、この変動に対応する地域社会の諸問題を個人的・集合的レベルで調査研究し、さらにこれらの地域的対応の中で新たな地域形成(リゾ-ト・コミュニティ)がどのようになされるのか、を目的とした。平成3年度(初年度)は主として長野県佐久地方及びその周辺諸地域のリゾ-ト開発の現状を把握し、その中から以前より先進的なリゾ-ト開発地域であり、リゾ-ト法にもとづく「千曲川高原リゾ-ト構想」の重点地域でもある佐久郡立科町(担当:前田・田島)を調査対象地域として選定し600余のサンプルに対してリゾ-ト問題のみならず地域生活・地域動全般にかかわる面接聴取り調査を調査票を作成して実施した。調査がリゾ-ト問題のみならず地域生活全般にわたったのは、我々の研究目的がリゾ-ト開発を一つの地域的イッシュ-とする目的的社会変動の把握にあるためである。また比較のためにリゾ-トに関する部分については千葉県和田町(担当:吉岡)においても調査を行った。これらの調査結果については、現在、今回の研究助成費によって購入した設備を利用して分析中であるが、単純集計にみる限りリゾ-ト問題に関しては行政当局と地域住民のあいだに認識および意識の上で若干のズレがあるなどなど興味深い点も見いだすことが出来、これらについては今後さらに詳細な分析を行っていくつもりである。なお、平成4年度にも対象地域を選定して同様な調査を実施する計画であり、本研究としてはこれらを総合的に分析して調査報告を作成する計画である。
以上、選定した対象地域に対するサンプル調査は順調に経過しているが、今回の研究の第2の柱である「リゾ-ト・コミュニティ形成」の問題については若干現在の方法と地域を批判的に検討し新たな方策を見つける必要がある。この点に関しては最近、新来住者の定住問題に関して新たな試みを行っている地域もいくつか見いだされるので、リゾ-ト・コミュニティ-概念の再検討をするとともにこれらの地域についてケ-ス・スタディを実施していきたい。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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