研究分担者 |
福田 慎一 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (00221531)
小林 正人 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (60170354)
秋山 太郎 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (40167854)
浅子 和美 横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (60134194)
加納 悟 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (50114971)
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研究概要 |
2年計画のプロジェクトの初年度に当たる平成3年度では、経済変動に関するミクロ的基礎およびそれを計測するための統計的手法に関する理論的分析を進め、解析的分析とともに、コンピュ-タを用いたシミュレ-ションも行った。現在のところ、研究はほぼ当初の研究計画通りに行われているが、研究経費が当初の要求額が認められなかった為に、パ-ソナル・コンピュ-タ-の数が不足し、コンピュ-タを用いたシミュレ-ション分析に遅れがでている。 平成3年度の研究成果として、以下のような結果が得られた。まず、ミクロ的基礎の分析においては、国府田がMonetary Equilibria in a Stationary,OneーGood,PureーExchange Overlapping Generations Model with Intrageneration Diversity"(エコノミア41巻3号)を拡張する形で重世代モデルを用いた景気変動の分析をおこなった。また,秋山が非古典派的な均衡分析を行い、結果を「内生的技術進歩と国際収支」(1991年度理論・計量経済学会発表)という形で、さらに福田が内生的景気循環の分析を行い、"Endogenous Exchange Rate Fluctuations and the Desirable Exchange Rate Regime"(Yokohama National University,Discussion Paper#92ー3)という形で、それぞれ発表した。また、これらの理論的妥当性を計量経済学的に明らかにするための統計的手法の開発を加納、浅子、小林それぞれ行い、加納は "Macro Investment Theories and Heterogeneous Investors"(1991年度理論・計量経済学会発表)を、浅子は「戦後日本の景気循環:定型化された事実」(フィナンシャル・レビュ-19号)を、さらに小林は "Testing for Autocorrelated Disturbances in Nonーlinear Regression Analysis"(Econometrica,59,no.4)をそれぞれ研究成果として発表した。
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