研究課題/領域番号 |
03451075
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
井川 一宏 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (80031392)
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研究分担者 |
出井 文男 神戸大学, 経営学部, 助教授 (90093541)
松永 宣明 神戸大学, 経済学部, 助教授 (80127399)
原 正行 神戸大学, 経済学部, 教授 (80028050)
西島 章次 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70116234)
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キーワード | 直接投資 / 産業調整 / 水平貿易 / 蓄貯・投資ギャップ / 経済発展 / 企業のネットワ-ク |
研究概要 |
本研究は、日本のリストラクチャリングを対外投資、水平分業、産業調整という観点から、総合的に検討することである.そのため 1.日本の直接投資をマクロレベルと企業レベルの両面からとらえる 2.対東南アジア諸国貿易を、産業別にとらえる 3.日本と東南アジア諸国の産業構造の変化をとらえる 4.企業インタビュ-により、リストラクチャリング方向を知る を接合する。 今年度は 1.アセアンへの直接投資がその経済発展に寄与する実態調査 2.オ-ストラリアの日本からの進出企業インタビュ-と実態調査 3.インド・パキスタンなどの南アジアの経済発展に対する日本の援助の効果 4.中国の輸出入関数(商品別・地域別)の推定 5.日・米・独の小さなマクロモデルの作成 6.日本の海外進出企業訪問を行った。 その結果、 1.日本とアセアン諸国の水平貿易が進展している 2.直接投資を受け入れる国の政策が、マクロ経済状況の差をもたらす 3.投資先と日本国内の企業のネットワ-ク化がすすんでいる 4.90年代における急速な変化が、東南アジア諸国にみられる 5.世界的な貯蓄・投資ギャップが今後重要になる ことがわかり、次年度はこれらをさらに深く追求したい。
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