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1992 年度 実績報告書

能動型超解像電子顕微鏡法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03452093
研究機関大阪大学

研究代表者

志水 隆一  大阪大学, 工学部, 教授 (40029046)

研究分担者 生田 孝  大阪電子通信大学, 工学部, 教授 (20103343)
高井 義造  大阪大学, 工学部, 助教授 (30236179)
キーワード高圧変調方式 / 能動型画像処理 / 焦点ヅレ像 / 原子レベル像 / 無収差像観察 / 表面緩和
研究概要

高圧変動方式による新しい能動型超解像電子顕微鏡法の開発を行った高分解能電子顕微鏡-2000CJEMの高圧に150V-0Vの変調電圧を定量させて256ステップ毎の高圧変調を100Hzでドライブさせることに成功した。
とくにこの方式の優れている点は(1)高圧中心軸調整が出来るので変調をかけているときの試料像の位置づれが防げること、(2)高速変調が可能なので実〓問処理が実現出来る、ということである。
実〓への〓問として 次の2点を中心に原子レベルの像観察を行った。
(1)〓微粒子の原子レベル像観察
約60A゚〓の〓の微粒子の無収差像観察に成功した。 能動型正像処理により・位相像と〓中像を分〓して観察した。 とくに位相像は表面の原子像の正確な観察が可能になった結果、第1層(200面)が約10%緩和していることを見出した。 これに対て(111)面は緩和が殆んで見られているという意味ある結果を得た。
(2)高圧変調による高分解能像観察
JEM-200Cを用いて高圧変調方式能動型正像処理を行うことにより、〓〓収差除去高分解能像が得られることを確認した。 とくに高速変調が可能なことより、実〓問処理の実現に見直しが得られることは大きな成果である。
現在、傾斜照明法をとり入れた色収差除去について検討を進めておりS/Nの低下の欠点があるものの原理的に無収差像観察が出来ることを確かめており,球面収差と色収差の両面の除去が実現出来る見直しを得ている。ようやく1A゚の壁を破る〓〓る一歩をふみ出したと確信している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] M.Takeguchi,K.Harada,R.Shimizu: "Study of Defects and Strairs on Cleaued GaAs (110) Surface by Reflection Election Microjcopy" J.Electron Micresc.41. 174-178 (1992)

  • [文献書誌] Y.Taniguchi,Y.Takei R.Shimizu: "Sphericel-Abervation-free Obeeruatien of TEM uiages by detocus-modultier imege Procesiy" Ultra microscopy. 41. 323-333 (1992)

  • [文献書誌] M.Tarutani,Y.Takai R.Shimizu: "Application of the FIB technique for Hiph Resolution Election Miuoscepic Obsewatien" Japan J.Apnl.Khip.31. 305-308 (1992)

  • [文献書誌] Y.Kimura,A.Sugimoto M.Yasuno,R.Shimizu: "Developnut of Coinacleuco TEM" Techuol.Rept.Osaka Univ.42. 247-252 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2014-12-10  

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