研究課題/領域番号 |
03452136
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大野 進一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013114)
|
研究分担者 |
片岡 眞澄 千葉工業大学, 機械工学科, 教授 (90083948)
大石 久己 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (90168857)
|
キーワード | 振動インテンシティ / 連続系の振動 / 有限要素法 |
研究概要 |
1.振動インテンシティの計測値の精度を検定するため、加振点から構造物に供給されるエネルギと支持点から流出するエネルギを計測する方法を検討した。具体的には加速度計とロ-ドセルを加振点と支持点に挿入し,この加速度計とロ-ドセルの出力を基に加振点からの供給エネルギと支持点からの流出エネルギを計算した。その結果、加振点及び支持点と振動の節との位置関係、及び加速度計等の取付状態により測定精度に影響を受けるが、この方法により供給エネルギと流出エネルギを十分正確に測定することができることを確認した。 2.梁の一点を加振し他点を防振ゴムで支持した実験装置と、梁の一点を加振し一端を砂の中に固定した実験装置を構成し、梁の振動インテンシティを測定する実験を行った。実験結果と理論計算結果とを比較し、測定精度について検討した。 3.平板内を流れる振動エネルギの流れの大きさと方向を計算するためのプログラムを有限要素法に基づいて作成した。理論解析が可能である特別な場合について、このプログラムを用いて有限要素計算を行い、理論計算結果と比較検討し、加振点及び支持点付近での計算精度の向上が必要であるとの結果を得た。 4.鋼板の一点を加振し、一辺を砂の中に固定した実験装置の振動インテンシティ分布を測定する実験を行った。この実験結果と有限要素計算結果とを比較検討し、実験結果と計算結果との間に良好な相似がある結果を得た。
|