研究課題/領域番号 |
03452156
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
大木 義路 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70103611)
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研究分担者 |
長沢 可也 湘南工科大学, 工学部, 助教授 (20180474)
宗田 孝之 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (90171371)
浜 義昌 早稲田大学, 理工学研究所, 教授 (40063680)
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キーワード | シリカガラス / エキシマレ-ザ / 2光子吸収過程 / 放射線 / シンクロトロン放射光 |
研究概要 |
1.欠陥の基底状態の検出:単一波長のF_2(157nm)およびArF(193nm)エキシマレ-ザ照射による常磁性欠陥の生成の観測をESRにより行い、2光子吸収過程の関与を確認した(中村他、電気学会誘電・絶縁材料研究会DEIー91ー122)。OH基の存在形態、放射線照射により生成したE'中心の光吸収、エキシマレ-ザ照射による発光、欠陥生成メカニズム、光ブリ-チング特性等に関して、応用物理学会('91年秋、岡山)において計6件の発表を行った。シリカガラス中に多量に存在する塩素について、真空紫外エキシマレ-ザ照射下での変化を電子スピン共鳴により測定し、C10xラジカルの生成を観測した[Phys.Rev.Bに投稿中]。当初は平成4年度に行う計画であったが、本年度、分子科学研究所('91/11/4〜11/16)および東大物性研('91/12/16〜12/21)におけるシンクロトロン放射光の施設利用申請を行い、採択された。これにより真空紫外域での吸収スペクトルが精度よく得られ、実験試料のキャラクタリゼ-ションを行うことが出来た(西川他、電気学会誘電・絶縁材料研究会DEIー92ー36)。 2.励起状態の検出:真空紫外エキシマレ-ザ励起下での発光スペクトルおよびその時間特性に関して報告を行った(H.Nishikawa et al.Phys.Rev.B45,586(1992))。 3.レ-ザ誘起非線形光学効果:NdーYAGレ-ザによる非線形性発現については依然不明な点が多く、初年度に引き続き研究を行う。 上述の通り、項目(1)および(2)について論文、国際会議、および国内学会において多くの成果を報告したが、依然不明な点は多く、今後も研究を行う予定である。
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