研究概要 |
平成5年度は、過去2カ年間に集積した資料を確認するとともに、その整理を行い、必要なデータの取り出し等を行った。まず資料を確認したところ、文化庁所蔵図面(複写)、同庁所蔵の新規資料、及び前年度までに実施調査した資料により、おゝむね充分とみられたので、本年度は現地出張を差し控えた。一方文化庁図面は、その数が厖大であるので、之を地方別に分割製本した。これにより必要データの取り出しが可能となった。 細部装飾の種類は、〓股,双斗・花〓木,頭貫鼻,台輪鼻,拳鼻,〓〓形等であるが、これを種別に時代的、系統的に分類するとともに、1棟ごとにおける各種細部の統合状況ならびに建築空間構成法との関連を求めた。
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