• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

熱帯林観察用三角架線に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03452266
研究機関京都大学

研究代表者

神崎 康一  京都大学, 農学部, 教授 (20026404)

研究分担者 鈴木 保志  京都大学, 農学部, 助手 (20216451)
酒井 徹朗  京都大学, 農学部, 助教授 (10101247)
沼田 邦彦  京都大学, 農学部, 助教授 (30026405)
竹内 典之  京都大学, 農学部, 教授 (40026638)
キーワード三角架線 / 熱帯林観察 / 模型実験
研究概要

熱帯林観察用三角架線に要求される機能を整理し、架線運行方式および動的解析方法の提示を行った報告を今年度4月におこなわれた日本林学会で発表した。
実物の1/100の三角架線の模型を制作し、(1)安定状態の理論値の再現性と(2)索の動作に対する架線の安定性を調べる実験を行った。
(1)の実験では水平方向の位置の誤差は、三角形の辺の中点付近以外では大きくないことがわかった。この部分は昨年度までの研究結果から、架線の運行から除外すべき部分であることがわかっている。高さ方向の位置の誤差は水平方向の位置の誤差に比べ3倍ほど大きな結果となった。張力の誤差が理論値の二乗に比例して大きくなっていることから、索の伸張による影響が大きいことが示唆された。エネルギー保存の法則の観点、すなわち索の伸張によるひずみエネルギーと荷重点の位置の低下によるポテンシャルエネルギーの総和不変の観点からの説明を試みた。
(2)の実験からは、索に動作開始の挙動を加える場合、予張力が低い索から動作入力をはじめた方がスムースな運行が期待できることが示唆された。
またこの補助金による研究全体のしめくくりとして、昨年度までの研究実績と当該年度の研究実績をまとめ、研究成果報告書を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鈴木保志: "熱帯林観察用三角架線に関する基礎的研究(I)操作機構等開発用画像シュミレータの制作" 第103回日本林学会大会論文集. 675-676 (1992)

  • [文献書誌] 鈴木保志: "熱帯林観察用三角架線に関する基礎的研究(II)自動制御時に予想される諸問題" 第104回日本林学会大会論文集. 823-826 (1993)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi