逆転磁場ピンチト-ラス装置REPUTEー1において、本年度は以下の事を行なった。 1.可動プロ-ブ挿入 様々な形のリミタ-/プロ-ブ(可動リミタ-、バイアスプロ-ブ)をプラズマ中に挿入し、プラズマパラメ-タの変化を求めた。又、これらに電圧を印加し(電流を流し)、プラズマのレスポンスを調べた。 この研究は、プラズマ閉じ込め、ヘリシティ散逸の情報となる。 2.ヘリシティプロ-ブ ヘリシティプロ-ブ及び駆動機構を作成し、初めてプラズマに試みた。これによってヘリシティ入射、プラズマ特性の理解に役立つ。 3.壁のコンディショニング ヘリウムグロ-放電、カ-ボナイゼ-ション、ボロナイゼ-ション等によって、壁のコンディショニングを行ない、プラズマへの影響を調べた。これはプラズマ-壁相互作用、プラズマ端でのヘリシティに関連し、重要なデ-タとなる。 4.プラズマ端計測 プラズマ端での種々のプラズマパラメ-タの計測を行なった。これらは1ー3の項目の基礎となる。 なお、本年度予算でプロ-ブ、駆動装置の作製、コンピュ-タの購入を行ない。実験及びデ-タ解析に役立てている。来年度は以上の項目の研究を続行し、ヘリシティを中心とした現象の理解に努める予定である。
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