研究課題/領域番号 |
03454091
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
多田 敦 筑波大学, 農林工学系, 教授 (50133012)
|
研究分担者 |
小出 進 東京農業大学, 農学部, 教授 (60003745)
佐久間 泰一 筑波大学, 農林工学系, 講師 (10133589)
|
キーワード | 圃場整備 / 農道 / 傾斜地 / 農道の構造 / 農作業効率 / 農道の生活機能 |
研究概要 |
1.農道構造の検討と総括(多田) 緩傾斜地と中山間地における農道の役割・構造を評価するため、放棄水田のある地区及び少ない地区、ない地区を調査検討した。その結果整備の重要性・整備水準との関係を検討した。 これらは、平坦地の事例、千葉県印旛郡臼井・角来地区(大区画水田の農道例)など、傾斜地の事例、長野県南佐久郡南牧村海の口など全部で9地区を調査し、比較検討した。その結果は、幅員、高さ、進入路、舗装などの農道構造、農道構造と農作業効率、農道の生活機能について総括的にまとめた。 2.農道の構造(多田・佐久間) 幅員、高さ、進入路、舗装、付帯施設のそれぞれについて平坦地と傾斜地の類似性と相違性を明らかにした。農道の高さ、進入路、付帯施設に相違点があることがわかった。 3.農道構造と農作業の効率(佐久間) 耕区内作業と耕区外作業に分けて検討し、傾斜地の方が平坦地より作業効率が悪くなりやすいことがわかった。 4.農道の生活機能(小出) 緩傾斜地と中山間地の農道で、通学、通勤、部落間の連絡、通過交通などの機能を果たす農道がみられ、圃場整備事業でそれに対応した整備の必要性がある。
|