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1992 年度 実績報告書

プライマリケアにおける家族機能に関する行動生態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454209
研究機関長崎大学

研究代表者

竹本 泰一郎  長崎大学, 医学部, 教授 (60010005)

研究分担者 和泉 喬  長崎大学, 医学部, 講師 (20039556)
門司 和彦  長崎大学, 医学部, 助教授 (80166321)
田原 靖昭  長崎大学, 教養部, 教授 (20039788)
太田 保之  長崎大学, 医療技術短期大学, 教授 (50108304)
中根 允文  長崎大学, 医学部, 教授 (80039833)
キーワード加齢変化 / 家族 / 生活活動障害 / 痴呆 / 島嶼 / 都市
研究概要

家族の変容が高齢化社会におけるプライマリケアにどの様な影響を与えているかを西海島嶼(長崎県大島町)と都市部(長崎市)でのデイサービスの通所者(計196名)について検討した。 1)島嶼で加齢による生理的機能の変化を相関分析からみると、加齢による変化の大きかったのは形態や体構成、感覚機能や平衡覚であった。 2)日常行動の障害は男で女より多かったが、年齢との有意な関連性は両性とも認められなかった。男で入浴、着衣の障害頻度が高かく、都市では移動の不自由さを訴えるものが高率であった。 3)精神障害では島嶼では痴呆(疑いを含む)が15.5%、抑欝状態(疑いを含む)3.6%であり、都市では痴呆13.6%、抑欝6.4%であった。 4)生活障害のある場合、男では夫婦のみ、女では子供と同居が最も多かった。1人暮し割合は都市より島で高率であった。痴呆老人の一人暮し割合も島嶼が都市より高かった。 5)家族の介護機能が地域特性によって影響されることから、家族ケアと地域ケアの連携の必要なことが示唆された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 太田 保之、勝野 久美子: "中高齢者の精神的健康に関する研究-身体・心理・社会的要因について-" 臨床精神医学. 20. 1227- (1991)

  • [文献書誌] 大久保 博美: "婦人の不定愁訴のクッパーマンの更年期指数による評価" 社会精神医学. 14. 320-327 (1991)

  • [文献書誌] 菅崎 弘之、太田 保之、道辻 俊一郎、藤田 長太郎、吉武 和康、川口 哲、中根允文、永田 耕司、竹木 泰一郎、三根 真理子、岸川 正大、馬場崎 巌: "長崎市における在宅痴呆老人の社会精神医学的研究" 九州神経精神医学. 38. -197 (1992)

  • [文献書誌] 太田 保之、勝野 久美子: "中高齢者の精神的健康に関する研究。第2報:男女別にみた身体・心理・社会的要因について" 臨床精神医学. 21. 255-261 (1992)

  • [文献書誌] 菅崎 弘之、太田 保之、吉武 和康、藤田 長太郎、松永 文保、川崎 ナオミ: "長崎県における痴呆老人の社会精神医学的研究" 社会精神医学. 15. 101-107 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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