研究課題/領域番号 |
03454231
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
佐藤 信紘 順天堂大学, 医学部, 教授 (90028358)
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研究分担者 |
竹井 謙之 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
宮崎 招久 順天堂大学, 医学部, 助手 (20200149)
横井 幸男 順天堂大学, 医学部, 講師 (20150633)
渡辺 純夫 順天堂大学, 医学部, 講師 (20138225)
北見 啓之 順天堂大学, 医学部, 助教授 (90053256)
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キーワード | 肝移植 / 微小循環 / 伊東細胞 / Kupffer細胞 / エンドセリン / 酸素飽和度 / レーザー顕微鏡 / 細胞骨格 |
研究概要 |
肝移植後のprimary nonfunctionの発生機序に肝の微小循環系がうまく機能するかどうかは重要な問題であるが、詳細は不明の点が多い。今年度は肝微小循環系の調節機構を解析するため、類洞に存在し血流調節に関与する可能性のある伊東細胞、Kupffer細胞に着目し、さらに移植の際、再還流障害の発生を予知する要因について検討した。培養伊東細胞は筋系由来の細胞で、細胞内にactin、myosin、desminを豊富に持ち、endothelinの添加により進展した細胞突起、胞体に明らかに収縮を認めた。生理的にも伊東細胞収縮により血流の調節が行われていることが示唆された。Kupffer細胞に関しては、類洞内に存在する事から貪食の結果として血流を調節している可能性がある。この貪食は、レーザー顕微鏡で観察すると細胞骨格蛋白により制御されていることが判った。又、虚血-再還流肝障害の予知のため行った検討では、再還流直後の肝組織表層における酸素飽和度のモニタリングが予後の予測因子となることが明かとなった。
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