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1992 年度 実績報告書

陽子線の線質と生物学的効果比に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454278
研究機関筑波大学

研究代表者

稲田 哲雄  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (50114038)

研究分担者 岩川 真由美  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30231723)
立崎 英夫  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20227101)
多田 順一郎  筑波大学, 基礎医学系, 助手 (40163464)
早川 吉則  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90101740)
キーワード陽子線照射野形成 / エネルギー微調性 / 混在中性子線 / 減連形中性子線量計 / 多細胞スフェロイド / RBE / 細胞不活性化
研究概要

本年度の研究業績は次の通りである。
(1)陽子線照射場の整備と線量測定法の確立。
加速器・ビームラインより供給される細束線について、従来より安定に大照射野を形成するために、高原子番号物質を用いた散乱体方式を採用した。またエネルギー微調整に二重楔吸収体法を用いた。
(2)同上照射野における混在中性子線の推定。
散乱体として導入した高原子番号物質などにおける中性子線の発生を検討した。減速形中性子線量計を使用した測定により、パルス陽子線に混在する中性子線線量は陽子線線量の0.5%以下と推定した。その発生源は、上記散乱体のほかに、照射野形成装置に設定されたいくつかの金属コリメータであり、とくに患者への被曝で寄与が大きいのは最終コリメータであった。
(3)多細胞スフェロイドにおける細胞不活性化を指標とするRBEの検討。
標準放射線としてガンマセルのCs-137γ線および遠隔治療用Co-60γ線を用い、陽子線のRBEを求めた。指標として、ヒト悪性黒色腫細胞HMV-Iおよび肺がん細胞SQ-5によるスフェロイドの50%制御線量SCD_<50>を用いた。結果は陽子線が両γ線のほぼ中間値を示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Tnada,Y.Hayakawa J.Tada,Y.Takada,et al.: "Charactreistics of proton beams after field shaping at PMRC" Medical & Biological Engineering & Computing.

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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