研究課題/領域番号 |
03454278
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
稲田 哲雄 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (50114038)
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研究分担者 |
岩川 真由美 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30231723)
立崎 英夫 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20227101)
多田 順一郎 筑波大学, 基礎医学系, 助手 (40163464)
早川 吉則 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90101740)
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キーワード | 陽子線線質 / LET / 混在中性子線 / ブラッグ・ピーク / RBE / 線量測定 / 多細胞スフェロイド / 細胞不活性化 |
研究概要 |
本年度の研究実績は次の通りである。 (1)マウス肺コロニー法によるRBEの検討 C3Hf/He雄マウスの肺コロニー形成を指標として陽子線のRBEを求めた。繊維肉腫NFSaを尾静脈より注入後、胸部を照射した。基準放射線は^<137>Csガンマ線で線量率は1.3Gy・min^<-1>で陽子線の線量率1〜1.5Gy・min^<-1>とほぼ等しい。この生存率曲線よりRBE(10^<-3>)=0.88±0.26をえた。 (2)マウス早期ヒフ反応における陽子線の飛程末端効果Balb/c雌マウスの早期ヒフ反応の発現が30MeV陽子線ブラッグ・ピークの末端効果によりどのように変化するかを検討した。指標として湿性落屑の出現線量を用いその陽子飛程による変化を求めた。結果は飛程9mmの落屑線量(30.4Gy)に対し、3mmで約2%(30.0Gy)、1mmで約15%(25.9Gy)の減少を示した。 これらの結果および平成3、4年度の研究結果を総括して、成果報告書を作成した。
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