• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

過去の症例を基にした高速な画像検索法を備えたPACS用CT診断環境の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03454284
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

橋本 省三  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40050348)

研究分担者 辻内 順平  千葉大学, 理工学部, 教授 (90016254)
国枝 悦夫  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70170008)
安藤 裕  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20118904)
中島 真人  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20051766)
安西 祐一郎  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40051875)
キーワードIS&C / Report filing / CT / CaseーBased Reasoning / PACS
研究概要

1.画像デ-タベ-ス、使用機器
光磁気ディスク上にIS&Cフォ-マットを用いて報告書の文字デ-タを含むCT画像デ-タベ-ス構築を行った。磁気ディスク上に索引情報を持つことで高速検索が可能であることが分った。
参照用に表示するCT像は400×400画素、8ビットの濃度分解能で通常の使用に耐える。これは安価な640×400画素のCRTを用いても表示可能である。
高速に表示するために、予め必要とされそうな画像を主記憶上に読み込んでおく方法も有効である。
2.報告書意味解析プログラム
臓器毎のキ-ワ-ドで、報告書の記載をどの臓器に関するものかをある程度決定し、報告書の記載を臓器別に分解が可能である。こうして臓器毎に過去の症例と比較すれば比較すべき対象を減らすことができる。また臓器毎の検索が独立となるので並列化可能であり、将来の高速化に有効である。
一般に報告書に述べられた記載がどの臓器に関するものであるかは分脈に依存するが、報告書の場合は一般文書と異なり、論理的で修飾関係が比較的明瞭である。キ-ワ-ドによる簡単な前処理を施すことで多くの場合、記述の対象となった臓器を決定することができる。報告書をまず、臓器毎の記載の分解するこの方法は、複数臓器にまたがる病変や起源となる臓器を決定できない場合の処理が未解決で今後の課題である。
複数臓器の影響を与える疾患に関しては比較的認められやすい所見の組み合わせをモデルとして設定し、臓器毎の所見の比較と別にこのモデルと比較も平行させて行うことが必要な可能性がある。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yutaka Ando,Koichi Ogawa and Shozo Hashimoto: "Clinical application of a magnetoーopfical disk kmage filing system/image save and carry system" Computer Methods and Programs in Biomedicine. 36. 125-129 (1991)

  • [文献書誌] 安藤 裕: "ISACにおける医療情報の記述方法" Medical Imaging Technology. 9. 494-498 (1991)

  • [文献書誌] 安藤 裕: "システム構築とハ-ドの進歩" 画像診断. 11. 1144-1155 (1991)

  • [文献書誌] 滝沢 正臣,安藤 裕,今井 方丈,今村 恵子 他: "放射線画像管理の現状と問題点" 日本放射線技術学会雑誌. 47. 2093-2112 (1991)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi