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1991 年度 実績報告書

初発分裂病者の10年長期転帰に及ぼす社会・心理・生物学的要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454290
研究機関長崎大学

研究代表者

中根 允文  長崎大学, 医学部, 教授 (80039833)

研究分担者 高田 浩一  長崎大学, 医学部, 医員
荒木 憲一  長崎大学, 保健管理センター, 講師 (40202741)
道辻 俊一郎  長崎大学, 医学部, 講師 (90174060)
岡崎 祐士  長崎大学, 医学部, 助教授 (40010318)
太田 保之  長崎大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50108304)
キーワード精神分裂病 / 長期転帰 / 社会適応 / 症候学的経過
研究概要

昭和54年・55年に収集された精神分裂病者107例の追跡調査を実施するにあたって、病例発見ネットワ-ク(長崎市及び近郊の精神科施設・保健所計30施設)を通して、予備調査を行なった。その結果、生存が確認された者は86例、死亡5例、消息未確忍16例であった。死因は自殺2例(男女各1)、変死1例(男性)、感染症1例であった。生存確忍86例については、予備調査と同時に、本研究への協力依頼を行なったが、患者・家族との直接面接は約6割において可能と推定された。それ以外の対象者についての追跡調査は、主治医・保健婦およびカルテ・訪問記録からの情報をもとにして実施するよう計画された。
評価は全て数量的評価で、対象者のプライバシ-保確のためすべてコ-ド化して記録された。
今年度(平成3年度)は、主に昭和54年に収集された対象者に対して所定の評価目録を用いた症候学的評価、社会適応評価を開始し、現在も進行中である。なお遠隔地(東京,大阪,福岡,鹿児島)に居住する対象者の一部は、今後もさらに住居の移動が予想されたため、(当初の計画を早めて)今年度から訪問調査を開始した。
平成4年2月末時点で、34例の追跡調査が終了し、現在解析中(コンピュ-タ-を使用)であるが、それらのほとんどは入院中もしくは通院中の者であり、結果に大きなバイアスがあるので、さらに追跡症例を重ねたあとで、総括的解析を行なう必要がある。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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