研究課題/領域番号 |
03454314
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
磯野 可一 千葉大学, 医学部, 教授 (70009489)
|
研究分担者 |
岡住 慎一 千葉大学, 医学部附属病院, 医員
榎本 和夫 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (70223659)
|
キーワード | ポジトロンCT / ^<11>C-メチオニン / ^<18>F-fluorcdeoxyglacose / 肝機能評価 |
研究概要 |
平成4年3月に、^<11>C-メチオニン自動合成装置が設置され、test runの後に4月から設計者の指導下に合成練習を開始した。6月から、院内スタッフのみで合成練習を行い、安定して高純度の^<11>C-メチオニンを合成できるようになった。7月から8月にかけて、合成したメチオニン水溶液を用いて、急性毒性試験、発熱物質試験、エネルギーピーク試験、無菌試験を行い、いずれも院内サイクロトロン委員会基準に適合する事を確認した。院内サイクロトロン委員会およびRI委員会の承認を得た後、平成4年11月5日から臨床使用を開始した。現在、当初のテーマの1つである肝機能評価ができるかどうかについて検討してるが、特に、閉塞性黄疸例で、左右胆管の交通がない症例では、メチオニンの集積度に左右差があり、蛋白合成能から見た分肝機能評価ができる可能性があると考えている。もう一つのテーマである腫瘍の動態解析については、 machine timeの関係から同時進行できないため、肝機能評価についての結論がある程度出た時点で開始する予定でいる。なお、これに関して、メチオニンのデータとの対比を考えている^<18>F-fluorodeoxyglucoseに関しては、従来通り継続して行っており、論文もいくつか発表している。最終的には、これと合わせて報告したい。
|