研究課題/領域番号 |
03454363
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
水野 耕作 神戸大学, 医学部, 教授 (90030981)
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研究分担者 |
松原 司 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (80192342)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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キーワード | Fracture hematoma / Freeze-dried hematoma / Culture / Osteoinduction / Osteoconduction / Cytokine |
研究概要 |
骨折治癒過程には不明な点が多い。骨折癒合不全の原因は骨形成能の欠如にあり、さらに骨折部の血腫が骨折治癒過程を支配し、重要な骨形成因子を含有している。 骨折部血腫を培養することにより、その細胞は線維芽細胞様の形態を呈する。これは継代培養を行なってもその形態は変わらない。これにTGF-βを加えることにより細胞の集簇化が起こることが確認された。さらにTGF-βで刺激した細胞をratの頭頂骨に移植することにより軟骨細胞が形成されることが観察された。 家兎の脛骨に骨孔を作製し、そこにハイドロキシアパタイトカプセルを移植する。このカプセル内に凍結乾燥血腫ペレットを封入したものはハイドロキシアパタイトのporeのみならず内腔に向かう骨形成が観察された。同じくTGF-β、bFGF、ペレットのみを移植したが、ペレットのみでは内腔に向かう骨形成は観察されず、bFGFでは軽度、TGF-βでは凍結乾燥血腫と同様に強い骨形成が観察された。これは、凍結乾燥血腫がTGF-β、bFGFと同様の作用を有していることを示唆している。 骨折部血腫培養細胞をTGF-βで刺激してみると、その細胞は2型コラーゲン染色は陰性であるが、1型コラーゲン染色及びアルカリフォスファターゼ染色で陽性を呈する。このことは骨折部血腫が骨化する過程ではTGF-βがその調節を行なっていることを示唆していることがわかった。
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