研究分担者 |
白裏 勝 京都大学, 医学部, 助手 (20238249)
寺地 敏郎 京都大学, 医学部, 助手 (50207487)
平岡 真寛 京都大学, 医学部, 講師 (70173218)
橋村 孝幸 京都大学, 医学部, 講師 (40189478)
大石 賢二 京都大学, 医学部, 講師 (10152042)
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研究概要 |
1.膀胱癌患者の末梢血リンパ球にin VitroでBacillus CalmetteーGuerin(BCG)を作用させることにより、T24ヒト尿路上皮癌細胞株および新鮮分離自己癌細胞に対する殺細胞効果が増強されることを示した。さらに、この殺細胞効果の増強が効果細胞である末梢血リンパ球側の殺細胞効果の増強と,癌細胞側の感受性の増強の両者によることを示した. 2.膀胱癌患者の末梢血リンパ球にin vitroでPolysaccharide Kurehe(Krestin:PSK)を作用させることにより,T24ヒト尿路上皮癌細胞株および新鮮分離自己癌細胞に対する殺細胞効果が増強されることを示した.また,PSKの経口投与により,膀胱癌患者の末梢血リンパ球によるT24細胞株および自己癌細胞に対する殺細胞効果の増強がみれるめことを示した. 3.Cisーdiamminedichlorolatinum(II)(CDDP)をK562細胞株に作用させることにより,末梢血リンパ球由来のnatural Killer(NK)cellsおよびlymphokine activated killer(LAK)cellsによるK562細胞に対する殺細胞効果が増強されることを示した. 4.マウス膀胱腫瘍(MBTー2)に対するBCGとHyperthermiaの併用効果を検討中である.マウスにMBTー2接腫後8日目にBCG1.0mgもしくは生理食塩水の皮下注を行い,43℃でのHyperthermiaの併用効果をみたところ,BCG投与かつHyperthermia施行群で最も腫瘍の発育が抑制された.
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