研究課題/領域番号 |
03454537
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
倉田 博 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (80056895)
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研究分担者 |
小川 芳徳 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70142479)
西薗 秀嗣 鹿屋体育大学, 体育学部, 助教授 (10125338)
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キーワード | 運動単位 / 活動参加 / 閾値張力 / 放電頻度 / 収縮特性 / 運動負荷 |
研究概要 |
小指外転筋の運動単位で、放電頻度が約25Hzまで到達するものと、80Hzまで到達するものとが観察された。また、小さい筋では活動参加の閾値張力が50%MVCの越えるものはないと言われているが、63%MVCの運動単位の存在が確認された。 小指外転筋、総指伸筋、三角筋および外側広筋の運動単位について、収縮特性の指標である単収縮の収縮時間、収縮張力と活動参加の閾値張力との関係を見ると、収縮時間と閾値張力との関係では、閾値の低いところでは収縮時間が大きく、閾値の高いところでは収縮時間が小さいという、一般的な傾向が見られている。しかし、三角筋では、閾値の低いところに収縮時間の小さい運動単位の存在が認められた。 収縮張力と閾値張力との関係では、一般に閾値張力の高い運動単位の方が、収縮張力が大きい傾向が見られるが、総指伸筋では閾値張力にかかわらず一定である傾向が見られている。 収縮張力と収縮時間との関係では、総指伸筋では収縮時間にかかわらず収縮張力が一定である。小指外転筋では収縮時間が小さい方が収縮張力が大きい傾向が見られているが、三角筋では逆に収縮時間の小さいところにも収縮張力の小さい運動単位の存在が認められた。 外側広筋の運動単位において、足関節に2kg,5kgの静的張力を10分間、10kgの張力を3分間負荷すると、活動参加の閾値張力およびその標準偏差が一般に減少傾向を示すことが見られた。
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