ハムスター由来の継代培養細胞株BHK21より分離された細胞増殖に関する温度感受性変異株を用いて変異を相補するヒト遺伝子を分離し、そのcDNAを得ることをこの研究の第一歩とし、これまで研究してきた。 本研究の最終年度にあたりこれまでの成果をまとめると以下のようになる。 1.RCC1遺伝子に関して 1)この遺伝子が機能的に保存されていること。 2)ヒトRCC1の全塩基配列を決定。 3)DNA結合ドメインの同定。 4)cdc25CとtsBN2変異の相関。 5)RCC1とRanタンパクの精製とその化学的性質の研究。 2.完全なCCG1cDNAの分離 3.新たな遺伝子の分離:RPS4X、DAD1 4.G2ブロックとユビキチン活性化酵素E1との相関の解明
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