研究分担者 |
菅原 十一 国立科学博物館, 附属自然教育園, 研究官 (70110111)
久居 宣夫 国立科学博物館, 附属自然教育園, 研究官 (30000087)
萩原 信介 国立科学博物館, 附属自然教育園, 研究官 (30000144)
千羽 晋示 国立科学博物館, 附属自然教育園, 主任研究官 (90000140)
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研究概要 |
当該年度の研究計画は, (1).小学校における野外観察指導に関する資料の収集 (2).野外学習のためのフィ-ルド調査 の2点であった。 (1)の資料の収集については,都内の小学校における実践活動記録や全国の教育センタ-・大学における実践活動記録,全国の主要博物館・ビジタ-センタ-における実践記録の収集を行った。 この結果,各地でいろいろな試みが行なわれていたが,当該研究の目標である専門外の小学校の教師が野外で観察するという具体的なプログラムや観察手法は意外に少ないことがわかった。 また,(2)のフィ-ルド調査では,小学校での通常の授業の中でも利用が可能なフィ-ルドとして河川敷(世田谷区二子玉川),公園(目黒区駒場野公園),雑木林(港区自然教育園)を選定し,6月より毎月1〜2回の定期的調査を行った。調査項目は,野外観察のプログラム作成の基礎となる動・植物の目録作成,主要動・植物の生物ごよみの作成,観察テ-マ一覧の作成であった。 この結果,都市の中の小さな緑地にも観察の対象となるものは,まだあることがわかった。 これら今年度収集した資料をもとに,平成4年度には野外観察の具体的なプログラム作成に着手したいと考えている。
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