研究課題/領域番号 |
03553001
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
人見 勝人 京都大学, 工学部, 教授 (40016308)
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研究分担者 |
太田 雅晴 富山大学, 経済学部, 助教授 (00168949)
大橋 和正 岡山大学, 教育学部, 助教授 (10110248)
中島 勝 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (70029297)
由良 憲二 京都大学, 工学部, 助手 (50158341)
吉村 允孝 京都大学, 工学部, 講師 (60026325)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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キーワード | CIM / 意思決定 / 戦略情報システム / 設計 / 製造 / 管理 / リードタイム / 生産費用 |
研究概要 |
生産を行うための3つの基本的機能として、設計、製造、管理がある。これらの機能をコンピュータ支援の基で行うこと、すなわちコンピュータ支援設計(CAD)、コンピュータ支援製造(CAM)、コンピュータ支援生産管理(CAP)が開発され、それらをデータベースを融合化したCIMが構築されつつある。CIMを構築する際には、企業の各部門の現状を把握し、企業がおかれている状況について綿密な調査を行い、最適なCIMの形態とその導入手順を決定しなければならない。この意思決定を支援する戦略情報システムを試作するため、昨年度に作成した戦略情報システムの基本構成に対して、詳細なる検討を加え、より現実的で有効なCIM化戦略策定法を明らかにするための手順を展開し、分析した。 CIMの構築は大規模な問題となるので、部分問題に分けて解き、それらを統合化して構築案を作成するのがよい。そこで、CIM構築用戦略情報システムは、CAD戦略、CAM戦略、CAP戦略という各戦略を策定するコンピュータ、全体としてのCIM戦略を策定するコンピュータ、そしてそれらを結び付けるネットワークシステムで構成する。CIM化により期待される効果としては、製品性能・機能・品質の向上、生産リードタイムの縮減、生産・在庫・販売費用の削減といった項目がある。そこで、これらの項目に及ぼすCAD、CAM、CAP戦略の影響を分析し、昨年度作成した各戦略の具体化・詳細化を行った。また、各戦略間の連携をとることで相乗効果を有効に実現させる方法について分析した。さらに、プログラム作成上の問題点についても検討した。
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