研究課題/領域番号 |
03555010
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉田 啓二 九州大学, 工学部, 助教授 (80108670)
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研究分担者 |
川辺 潮 日立, 中央研究所・超伝導エレクトロニクス研究センター, 研究主管
高田 進 電子技術総合研究所, 電子デバイス部, 室長
円福 敬二 九州大学, 工学部, 助教授 (20150493)
稲谷 順司 国立天文台, 電波天文学, 教授 (20134629)
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キーワード | サブミリ波 / 超伝導受信機 / ジョセフソン素子 |
研究概要 |
本研究は、サブミリ波計測用のための新しい超伝導発振器の開発を目的としている。本年度は研究実計画に基づき以下のような研究成果を得た。 1.磁束フロ-発振器(FFO)の特性評価に関しては、NbN/Pbジョセフソン素子およびNb/Al/Nb素子を用いて100GHz-500GHzでの発振特性の観測に成功した。前者では150GHz帯でストリップ線路内に1-3mAの電流を励振できることを示した。後者では、400GHz帯で1μWの発振出力を得ることに成功した。 2.薄膜結合法によるインピ-ダンス整合回路の設計を行い、二重共振法により広帯域の整合回路が可能であることをシミュレ-ションで示した。また、これを用いてNbN/Pbジョセフソン素子を用いた発振器(FFO)とNbN/Nb_2O_5/Nbストリップ線路の結合回路の試作を行い、薄膜結合法の有効性を実証した。 3.薄膜アンテナとしては、ボ-タイアンテナを用いた発振出力の放射の実験を行い、これをInSbボロメ-タで検出することに成功した。
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