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1992 年度 実績報告書

超並列アナログデバイスによる三次元画像センサの試作

研究課題

研究課題/領域番号 03555084
研究機関大阪大学

研究代表者

井口 征士  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029463)

研究分担者 奥山 雅則  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029569)
加藤 博一  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (70221182)
佐藤 宏介  大阪大学, 基礎工学部, 講師 (90187188)
沼田 卓久  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (80135673)
千原 国宏  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学専攻科, 教授 (80029561)
キーワード三次元計測 / 距離画像 / 距離計測 / レンジファインダ / 距離センサ / 画像センサ / チップセンサ / インテリジェントセンサ
研究概要

研究計画調書・研究交付申請書に基づき、三次元立体物の画像認識のために非常に有効なデータである三次元画像を超高速に計測するICチップセンサを回路シミュレーションとディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置でその構成技術を確立した。
昨年度購入したシミュレーション用コンピュータ(Apple-MacIIfx一式)およびSPICEシミュレーショタソフト(MicroSim-PSpice)、回路図入力CADソフト(Capilano-DesignWorks)により、回路図入力CADソフトで入力したセンサの回路構成をアナログ電子動特性シミュレーションを行った。その結果、昨年度の成果である、2つのホトディテクタを相補的に用いて素子のばらつきを補正させる点やDRAMのセンスアンプに似た電流比較回路が、通常のデジタルCMOS-ICの製作プロセスで製作可能な素子(CMOSインバータ、アナログスイッチ、ダイオード等)を用いて最終的な回路構成が決定できた。これにより実際に製作可能なことを確認できた。
さらに、昨年購入した制御用コンピュータ(Apple-MacIIci一式)およびデジタルストレージスコープ(日立電子VC-6045一台)、レーザダイオード、ガルバノミラーで、16×8画素のCMOS-ICを基本デバイスレベルとしたディスクリート回路によるプロトタイプ計測装置を開発した。120ヘルツ以上の動作を確認した。
同時に、キャリブレーション方やこのシステムで得られる距離画像の時系列データから動く物体の認識を効率よく行うアルゴリズム、動距離画像の差分に基づく追跡アルゴリズムを開発した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 佐藤 宏介: "シリコンレンジファインダと動距離画像処理" 情報処理学会画像の認識・理解シンポジウム. 1. 335-342 (1992)

  • [文献書誌] 角井 康浩,芦ヶ原 隆之 佐藤 宏介,井口 征士: "高速距離画像チップセンサの構成に関する考察" 電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. 5. 132-132 (1992)

  • [文献書誌] T.Maeda,H.Kato,S.Inokuchi: "Image Fusion System for Object Tracking" Proc.of 4th Japan-USA Symposium on Flexihle Automction. 365-368 (1992)

  • [文献書誌] 高垣 農,佐藤 宏介,井口 征士: "動距離画像処理によるモデルベース追跡" 電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. 7. 668-668 (1992)

  • [文献書誌] 前田 智知,加藤 博一,井口 征士: "イメージフュージョンによる動物体の追跡" 電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. 7. 441-441 (1992)

  • [文献書誌] 汪 増幅,加藤 博一,佐藤 宏介,井口 征士: "鏡面物体の3次元形状計測" 電子情報通信学会論文誌. J75-D2. 1177-1186 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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