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1992 年度 実績報告書

大振幅不規則短波頂波中の船体運動計測・解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 03555098
研究機関横浜国立大学

研究代表者

平山 次清  横浜国立大学, 工学部, 教授 (00018061)

研究分担者 上野 誠也  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (60203460)
キーワード短波頂波 / 大振幅運動 / 遠隔計測 / 船体運動 / 不規則波
研究概要

前年度は遠隔式測定装置を製作した。即ち変位を計測する手法としては非接触型の光学的センサーを使用し6自由度の船体運動を計測しうるようにした。又、そのような計測を可能ならしめにはデータ間の相互の高速演算が必要となるので、変位のデターはデジタル量として記録し、その後の解析に便ならしめる様に配慮した。
次に本年度(平成4年度)は2年計画の最終年度であり、先ず前年度作製したシステムによって得られるデジタルの座標データから6自由度の運動を得る式を導出し、それに基づいて計算プログラムを開発した。
その為の手法の1つとしては時々刻々とキャリブレーションをするシステムとした。これをリアルタイムで実行するには計算量が多くなり高速演算が必要である。従ってそのために専用の解析装置を購入し、かつその解析ソフトを開発した。
その上でこれらを確認するために、平水中及び波浪中の模型実験を実施しさらに実際のデーターを得た。使用模型としては走航状態の例として肥大船の他に停止状態の例として海洋構造物のモデルを用いた。
波浪は長波頂の規則波、不規則波の他に方向スペクトル波を使用した。なお実験水槽、方向スペクトル造波装置およびモデルは現有のものを使用した。
又、実験時には8ミリカメラ、ビデオカメラなども併用してシステム全体の精度を確認し実験データの信頼性をチェックした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹沢 誠二,平山 次清 金 世殷,スザノ・アルベルト: "方向スペクトル波中の船速低下に関する自航模型実験" 日本造船学会論文集. 172. 47-56 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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